東京から世界へ!マジシャンインタビュー・キャラメルマシーン

東京を中心に、世界を股にかけて活躍する世にも珍しいマジシャン漫才コンビ「キャラメルマシーン」のお二人にインタビュー!漫才師だった二人が、なぜマジックの道を志したのか?世界で通用するための能力とは?キャラメルマシーンの全てを、大解剖しちゃいます!

キャラメルマシーンのさださん、おだじさん、よろしくお願いします。

さだ よろしくお願いします。

おだじ よろしくお願いします。

左「おだじ」さん 右「SADA」さん

では、まず最初にマジックをはじめた原点をお伺いできればと思います。

さだ おだじは、マジックしてないけどね。笑

マジシャンコンビなのに、おだじさんはマジックが全くできない。笑

おだじ 全く出来ないですし、さほど興味が無いですね!

さだ ぶっちゃけたなぁ。笑 僕ら、元々は漫才師だったんですよ。M1グランプリが流行り初めて、漫才師もどんどん増えて競争が厳しくなってきた。そこで、何か自分たちの武器を、と考えた時にマジックに出会ったんです。

マジックに出会ったキッカケはなんだったんでしょう?

さだ 知り合いのマジシャンのマジックバーで漫才をやることになったんです。その時に、マジシャンが、どかんどかん笑いを取るのを見て、衝撃を覚えて。僕らはそれまで漫才一本でやってたんですが、マジックも漫才も同じエンターテイメントなんだ、と思ったんです。要するに、楽しんでもらえれば良いわけで、コントだろうと漫才だろうとマジックだろうと、実は関係ないんです。だから、自分たちの「漫才だけ」というこだわりは捨てて、「お笑いの中に、マジックの要素がある。逆に、マジックの中に、お笑いの要素がある」そういうショーを目指したんです。

お笑いとマジックを組み合わせた。

さだ 一見全然違うものを組み合わせると特徴が出るとよく言いますけど、まさにそれなのかもしれない。もしかすると、マギー(司郎)さんとかが、近い存在なのかもしれないです。僕らは、その中でも、演芸っぽさから脱した「巻き込み型のエンターテイメント」を目指しています。

お二人のショーは、観客全員巻き込みますものね。

さだ 僕らの所属している「ワハハ本舗」は、そういう芸人多いですね。お客様と一緒にショーを作り上げていくというか。

お笑いの、一つの武器としてのマジック。

さだ 「不思議であること」はエンターテイメントの中のたった一つの要素でしかないと感じています。観ていて楽しいかどうかが一番大切なんです。単に不思議なだけのマジックは、「人に見せて、見せられた人が騙されてしまうもの」になってしまう。エンターテイメントとしてお見せする以上、お客様の感情が「騙された」で終わらないようにする必要があります。それから、カッコつけないことかな。お笑いだと、「カッコイイ=サムイ」んです。不思議な事が起こったら、ドヤ顔するのではなく、笑いで崩して終わることを心がけています。

マジックと出会ったのは、コンビ設立直後だったんでしょうか?

さだ いえ、結構ベテランになってからですね。7年位は漫才一本でやってました。それが2007年です。マジックを取り入れてから、ちょうど10年経ちましたね。

マジックという武器に出会ってから、お二人の芸はどんな風に変わりましたか?

おだじ それまではずっと漫才だけだったので、ある意味ステージ上だけで完結する世界だったんです。ただ、マジックを取り入れてからは、観客席の反応も合わせて一つのショー、そういう感じに変わってきたというか。

さだ お客様を盛り上げる、という要素が加わりましたね。漫才は「笑わせる」。マジックは「盛り上げる」。似ているようで、少し違う。

おだじ 後は、ショーの時間が伸びましたね。漫才は3分で終わる。マジックショーは30分くらいできちゃう。

さだ 漫才師のショーって、ちょっと漫才やって、あとはじゃんけん大会やって…みたいな感じの手順が一般的なんですけど、僕らは30分間みっちりショーができる。これは大きな強みなんじゃないかなぁ。

なるほど。他には無い強みが出てきた。

さだ 後は、世界進出が出来るようになったこと!

世界進出ですか。

さだ マジックって、万国共通で理解できる文化なんですよ。これは、漫才では絶対にできないことなんですよね。マジックという世界共通の文化背景を武器に、日本の笑いの特色である「ボケとツッコミ」を届けられるようになった。

日本独特の面白さを、世界で通用するようにした。

さだ そうなんです。世界に出て、世界レベルのエンターテイメントに触れることで、自分たちのショーも「単なる漫才コンビのお笑い」から「エンターテイメント」へと変わっていった感じはしますね。

掛け合わせの妙味ですね。

さだ マジック界にとっては、少なからず衝撃があったみたいです。マジック・キャッスル(※1)にゲスト出演した時も、噂になったようで、最終日には超満員になりました。日本のお笑いって進んでいるようなんですよね。そこが、興味深かったらしくて。
※1 アメリカのハリウッドにある、会員制のマジック・シアター。

次の質問に参ります。
お二人の、ショーに対するポリシーやこだわりを教えてください。

おだじ 気持ちが折れないことですかね。

と言いますと…?

おだじ 客席(の空気)が重くても、(※2)貫いていく。「この空間、こんなに楽しいんだぜ!」ということを、良い意味で押し付けていくんです。
※2 おだじさんの、超絶明るくて元気なキャラクター性とコミカルな動き。

さだ これって、コンビだからこそできる芸当なのかもしれないですね。おだじはボケだから、自分のパワーで押していく役割。僕はツッコミなので、お客さんの空気を読んで、バランスを取っていく役割。
おだじは貫いていく。一方で、僕は「お客さんに合わせていく」というのがポリシーですね。プロとして誰かに呼ばれている以上、満足して頂かなくちゃならない。だけど、その場のお客様が、何を喜んで頂けるかは、実際にやってみないことには分からない。だから、ネタも何種類か用意して、本番に臨むんです。

お客様に喜んで頂く、という言葉が何度も出てきますね。

さだ それが軸なんですよね。喜んで頂く為には、準備は怠りません。(本番が始まってからでも)お客様の反応を見ながら柔軟にネタを変えていったりもします。

おだじ 思ったよりも子どもが多いなぁ、と思ったら、子供向けのネタに切り替えますし。あんまり聞いてないなぁ、と思ったら、全員参加型のネタに切り替えて、注目を集めたり。

空気によっては、打ち合わせと違うことをやることもある。

さだ そこは、阿吽の呼吸で。笑

おだじさんの独特なキャラクターについて。

おだじ ハイテンションですね。

マジシャンよりもハイテンションなアシスタント。笑

おだじ 漫才始めてから、「僕のハイテンションが面白い」とさだに言われて。そこからハイテンションなボケを始めましたね。ハイテンションを活かして、さだのマジックを…なんていうか、邪魔してる。

邪魔している自覚はあるんですね。笑

おだじ アシスタントというか、単なる邪魔ですね。

さだ 邪魔だよね。笑

お二人の、憧れ、あるいは目標にしてきた人はいますか?

さだ 漫才一本だった頃は、とんねるずが憧れでしたね。マジックを始めてからは、ペン&テラーというマジシャンコンビ。それから、デビッド・カッパーフィールド。海外のマジシャンを観た時には、カルチャーショックを受けましたね。日本のマジックってどこかテレビ的だったんですけれど、海外のマジシャンからは「舞台の凄さ」みたいなものを感じました。

日本にはそういうものがあまり無い?

さだ ライブの面白さは、根付いてないですよね。日本はまだまだテレビ至上主義。海外には、舞台のエンターテイナーを称える文化がある。

今後チャレンジしていきたいことはありますか?

おだじ もっと、海外で勝負をしていきたいですね。

さだ ラスベガスでロングランショーをやりたい!それが、マジシャンとしての到達点なんじゃないかな。僕らは、海外の人たちにとっては「外国人」であり、「ボケとツッコミ」という海外には無い要素を持っていますから、きっと戦える。子ども受けもいいので、ファミリー向けのポップな日中ショーを劇場で演じたいですね!

海外のお客様に向けてショーをお見せする時に、心がけていることを教えて頂けませんか?

おだじ 僕の場合は、アメリカンコミック的なオーバージェスチャーを取り入れています。身体と表情の動きだけで伝わるように。

さだ おだじはパワーアップしますよ。笑 カートゥーンアニメとかチャップリンみたいな。
僕が英語が喋れるので、トークの部分は英語になります。それから、海外の方は凄く盛り上がりやすいというか、ノッてくれる人が多いので、一緒に盛り上がれるショー構成にしますね。
それから、おだじの頭をはたくような、激しいツッコミはしません。海外の方がそれを見ると、「暴力だ」という風に見えてしまって、引いてしまうので。

おだじ 動物をいじめる感じのギャグも通用しない。例えば僕の「玩具のハトの首が回る」というギャグは、海外の方にはやらない。

さだ 日本だと「スベリ芸」というか、「わざとスベって、それが逆に面白い」みたいなのが流行ってますけど、海外ではそれはウケないんです。単にスベっちゃう。

おだじ アメリカや韓国の方は、総じてテンションが高い。ヨーロッパやアジアの方はテンションが低め。それに合わせて、僕のテンションも少し上下する。

さだ ヨーロッパの方は、ストーリーがある演技を好む傾向がありますね。
それと、日本だと「ズッコケ」ってあるじゃないですか。スカされた時にコケる。これって、吉本新喜劇が作った日本の文化なんですよ。海外の方に向けてズッコケると、「どうかしましたか、いきなり転んで」と心配される。笑

おだじ 他には、その国の言葉を使うことですかね。僕がマジックを邪魔して「ゴメンナサイ」と言う時に、あえてその国の言語で言う。

さだ 日本でしか通じないギャグや表現って、実はたくさんあるんです。海外の人には発音できないフレーズとかも。その辺をなるべく把握して、海外の方から見て違和感が無いように仕上げていく。

凄い、たくさん出てきますね!
これまでの経験量が想像できます。

さだ たくさん失敗してきました。

最後に、キャラメルマシーンさんをイベントに呼ぼうかな、と検討されている方に、一言。

さだ 日本で一番面白いマジシャンです!不思議で、かつ面白い。笑える。世界各国で学んで磨き上げてきたエンターテイメントを、是非お届けしたいです。

おだじ 特に、お子様は、200%元気になりますよ!

さだ 必ず、ご満足頂けるようにします!

ありがとうございました!

 

キャラメルマシーンのお二人は…

  • 漫才コンビでもありマジシャンコンビでもある
  • 世界進出もしている
  • お客様の喜びが第一!
  • 海外のお客様へのショー経験が豊富
  • お子様向けのショーが大得意!

なマジシャンでした!

 

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